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柳沜
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りゅうはん
ふりがな文庫
“
柳沜
(
りゅうはん
)” の例文
暁湖、名は元昕、字は
兆寿
(
ちょうじゅ
)
、通称は
安良
(
あんりょう
)
であった。桂山の孫、
柳沜
(
りゅうはん
)
の子である。文化三年に生れ、文政十年六月三日に父を
喪
(
うしな
)
って、八月四日に宗家を継承した。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
本家では
桂山
(
けいざん
)
、名は元
簡
(
かん
)
、字は
廉夫
(
れんふ
)
が、抽斎の生れた文化二年には五十一歳、その子
柳沜
(
りゅうはん
)
、名は
胤
(
いん
)
、字は
奕禧
(
えきき
)
が十七歳、末家では
茝庭
(
さいてい
)
、名は
元堅
(
げんけん
)
、字は
亦柔
(
えきじゅう
)
が十一歳になっていた。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
抽斎が講師になった時には、もう玉池が死に、子
藍渓
(
らんけい
)
、孫
桂山
(
けいざん
)
、曾孫
柳沜
(
りゅうはん
)
が死に、玄孫
暁湖
(
ぎょうこ
)
の代になっていた。抽斎と親しかった桂山の二男
茝庭
(
さいてい
)
は、分家して館に勤めていたのである。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
柳
常用漢字
中学
部首:⽊
9画
沜
部首:⽔
7画
“柳沜”で始まる語句
柳沜元胤
柳沜茝庭