柳光一やなぎこういち)” の例文
「お早う」とチビ公はふりかえっていった、声をかけたのは昔の学友柳光一やなぎこういちという少年であった、柳は黒い制服をきちんと着て肩に草色の雑嚢ざつのうをかけ、手に長くまいた画用紙を持っていた。
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)