“柄絲”の読み方と例文
新字:柄糸
読み方割合
つかいと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平次は一應その鞘を調べ上げた上、柄絲つかいとに僅かばかり血の着いて居るのを、默つて寺本金之丞に見せた上、靜かに一刀を引拔きます。
しかし大分年代もので、紋の白味が黄ばんでいた。横たえている大小も、紺の柄絲つかいとあぶらじみ、鞘の蝋色は剥落はくらくし、中身の良否はともかくも、うち見たところ立派ではない。
名人地獄 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)