枚頁ページ)” の例文
あどけないさまで笑いながら、持直もちなおしてぱらぱらと男の帯のあたりへ開く。手帳の枚頁ページは、この人の手にあたかも蝶のつばさを重ねたようであったが、鉛筆でいたのは……
春昼後刻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)