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松雲和尚
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しょううんおしょう
ふりがな文庫
“
松雲和尚
(
しょううんおしょう
)” の例文
相手と頼む
松雲和尚
(
しょううんおしょう
)
にも前夜の客のことを話したが、午後にそこから引き返して見ると、正香の立って行ったあとには名状しがたい空虚が残った。
夜明け前:04 第二部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
今か今かと待ち受け顔な
松雲和尚
(
しょううんおしょう
)
が勝重らを迎え入れ、本堂と
庫裏
(
くり
)
の間の入り口のところに
二人
(
ふたり
)
の席をつくってくれた。
夜明け前:03 第二部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
従来寺小屋を開いていた
松雲和尚
(
しょううんおしょう
)
を相手にして、できるだけ村の子供の世話もしなければならないからであった。
夜明け前:04 第二部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
早くもとの首桶に納めたい、寺の住持
松雲和尚
(
しょううんおしょう
)
に立ち会ってもらってあの侍の首級を
埋
(
うず
)
めてしまいたい、その考えから彼は獄門三日目の晩の来るのを待ちかねた。
夜明け前:03 第二部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
店座敷の
枕
(
まくら
)
の上できくと、その音は毎朝早い勤めを怠らない
松雲和尚
(
しょううんおしょう
)
の方へ半蔵の心を連れて行く。
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
▼ もっと見る
遠い昔に禅宗に
帰依
(
きえ
)
した青山の先祖道斎が村民のために
建立
(
こんりゅう
)
したのも万福寺であり、今日の住持
松雲和尚
(
しょううんおしょう
)
はまたこんな山村に過ぎたほどの人で、その性質の善良なことや
夜明け前:04 第二部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
遠い先祖代々の
位牌
(
いはい
)
、青山家の古い墓地、それらのものを預けてある馬籠の寺のことから、そこに黙って働いている
松雲和尚
(
しょううんおしょう
)
のことがしきりに半蔵には問題の人になって来た。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
松
常用漢字
小4
部首:⽊
8画
雲
常用漢字
小2
部首:⾬
12画
和
常用漢字
小3
部首:⼝
8画
尚
常用漢字
中学
部首:⼩
8画
“松雲”で始まる語句
松雲
松雲孫
松雲元慶禅師