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東風子
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とうふうし
ふりがな文庫
“
東風子
(
とうふうし
)” の例文
「きょうはその
東風子
(
とうふうし
)
の失策物語を御報道に及ぼうと思って忙しいところをわざわざ来たんだよ」「またそんな
仰山
(
ぎょうさん
)
な事を云う、君は全体
不埒
(
ふらち
)
な男だ」
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「この前の日曜に
東風子
(
とうふうし
)
が
高輪泉岳寺
(
たかなわせんがくじ
)
に行ったんだそうだ。この寒いのによせばいいのに——第一
今時
(
いまどき
)
泉岳寺などへ参るのはさも東京を知らない、
田舎者
(
いなかもの
)
のようじゃないか」
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
藪睨
(
やぶにら
)
みから
惚
(
ほ
)
れられたと自認している人間もある世の中だからこのくらいの
誤謬
(
ごびゅう
)
は決して驚くに足らんと撫でらるるがままにすましていた。「ええ」と答えて
東風子
(
とうふうし
)
は主人の顔色を
窺
(
うかが
)
う。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
東
常用漢字
小2
部首:⽊
8画
風
常用漢字
小2
部首:⾵
9画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“東風”で始まる語句
東風
東風愁寂幾回開
東風俗
東風戦