来熊らいゆう)” の例文
来熊らいゆう以来はすこぶる枯淡の生涯を送り居り候。道後の温泉にて神仙体を草したること、宮島にて紅葉もみじに宿したることなど、皆過去の記念として今も愉快なる印象を脳裡にとどめ居り候。
漱石氏と私 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)