“村上”の読み方と例文
読み方割合
むらかみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平安時代の御世に於て、第六十代醍醐だいご天皇第六十二代村上むらかみ天皇は、英明の質を以て、親しくまつりごとを聞し召され、御世は泰平で文化はいよ/\栄えた。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
男子村おのこむらへ出まして村上むらかみへかゝりまして、市城いちしろから青山伊勢町あおやまいせまち中の条へ掛ると日は暮れかゝりまして、木村屋きむらやで小休みに成りますから十分手当をして遣り
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
村上むらかみがここまで話して来た時、新にカッフェへはいって来た、友人らしい三四人が、わたしたちの卓子テーブルへ近づきながら、口々に彼へ挨拶あいさつした。私は立ち上った。
妙な話 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)