“むらかみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
村上100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これはいつ頃からあったか判りませぬけれども、村上むらかみ天皇の頃には既に世間に行われておったということは明らかな証拠があります。その全文は次の通りです。
古代国語の音韻に就いて (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
老大納言卒去そっきょの翌年に左大臣時平が死に、それから約四十年の間に時平の一族が次々に滅んだことは既に記した通りであるが、天子は醍醐だいご朱雀すざくを経て村上むらかみとなり
少将滋幹の母 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
三面谷は越後の村上むらかみ領では有るのだけれど、又米沢からの支配をも受けているので、内藤ないとう家からも飯米を与えるが、上杉家からも毎年二十俵を、雪が積って初めて道が出来るのを待って
壁の眼の怪 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)