杏所きやうしよ)” の例文
翠軒は甲戌に七十一歳で小石川の水戸邸内杏所きやうしよ甚五郎の許にゐた。壬午重陽には七十九歳であつたが、茶山の此書を裁する四日前に八十歳で歿した。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)