朱金襴しゅきんらん)” の例文
道理で、ひどく追い矢が集まると思い当ったので、孫堅は頭にかぶっていた「さく」という朱金襴しゅきんらんの盔を手ばやく脱いで、焼け残りの民家の軒柱へそれをかけ、あわてて附近の密林へかくれこんでいた。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)