“本膳”の読み方と例文
読み方割合
ほんぜん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
子供の時分に不幸見舞いに行って笑い出した事や、本膳ほんぜんをふるまわれて食っている間にふき出したような話をする人も二人や三人はあった。
笑い (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
本膳ほんぜんを出さぬほどの手がるな饗応きょうおうを、お茶というところは田舎いなかには多く、ことに九州などでは婚礼の前後にもお茶、また仏事ぶつじの日にもお茶といって人をまねいている。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)