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木賊色
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とくさいろ
ふりがな文庫
“
木賊色
(
とくさいろ
)” の例文
小羊
(
ラム
)
の皮を柔らかに
鞣
(
なめ
)
して、
木賊色
(
とくさいろ
)
の濃き真中に、
水蓮
(
すいれん
)
を細く金に
描
(
えが
)
いて、
弁
(
はなびら
)
の尽くる
萼
(
うてな
)
のあたりから、直なる線を底まで通して、ぐるりと表紙の周囲を
回
(
まわ
)
らしたのがある。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
木賊色
(
とくさいろ
)
の木綿ではあるが、ふかふかと綿の入った敷蒲団を二、三枚も重ねて敷き、そのうえに襟のところに真白い布を当てた同じ色の厚い掛蒲団を二枚重ねて、それをまん中からはね返して
霜凍る宵
(新字新仮名)
/
近松秋江
(著)
“木賊色”の解説
木賊色(とくさいろ)は、トクサの茎を模した黒っぽい緑色である。青黒さを含んだ萌黄色であることから、別名を「かげ萌黄」ともいう。
(出典:Wikipedia)
木
常用漢字
小1
部首:⽊
4画
賊
常用漢字
中学
部首:⾙
13画
色
常用漢字
小2
部首:⾊
6画
“木賊”で始まる語句
木賊
木賊四郎
木賊谷
木賊刈
木賊條
木賊葺