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木目
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きめ
ふりがな文庫
“
木目
(
きめ
)” の例文
「あいつの
木目
(
きめ
)
は波だろう」「あいつの木目は玉に相違ない」「おれの目つけたのは雲に相違ない」
剣侠受難
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
乏しい電灯の光の下、
木目
(
きめ
)
の荒れた卓を前にし、吉良兵曹長は軍刀を支えたまま、
虚
(
うつ
)
ろな眼を
凝然
(
ぎょうぜん
)
と壁にそそいでいた。卓の上には湯呑みが
空
(
から
)
のまま、しんと静まりかえっていた。
桜島
(新字新仮名)
/
梅崎春生
(著)
というのは、木の
木目
(
きめ
)
の
玉
(
たま
)
が、
頭巾
(
ずきん
)
にも腹のところにも、また、俵の左右の宝球のところにもまるで
球
(
たま
)
のように
旨
(
うま
)
く出たのであったので、それが縁喜が好いといって三枝氏が大層よろこんだのでした。
幕末維新懐古談:51 大隈綾子刀自の思い出
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
“木目”の意味
《名詞》
木材の断面に表れる年輪などによる模様。
(出典:Wiktionary)
木
常用漢字
小1
部首:⽊
4画
目
常用漢字
小1
部首:⽬
5画
“木目”で始まる語句
木目峠
木目模様
木目菓子