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木履
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サボ
ふりがな文庫
“
木履
(
サボ
)” の例文
そのとき薪が一本、馬鹿にパチパチ
爆
(
は
)
ねて炉の口の方へすべりだしたのを、女房は
木履
(
サボ
)
のつま先で蹴かえしながら、もじもじして
生さぬ児
(新字新仮名)
/
モーリス・ルヴェル
(著)
牛の
乳
(
ち
)
しぼりの
木履
(
サボ
)
。
第二海豹と雲
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
云うより早く、彼女は
木履
(
サボ
)
も穿かずに、
上草履
(
うわぞうり
)
を突かけたままで不意に外へ飛びだすと、駆けるようにして真直に停車場のある町の方へ行った。
情状酌量
(新字新仮名)
/
モーリス・ルヴェル
(著)
そこは奥行約二十メートル、高さ二メートルほどの可成り広い
室
(
へや
)
だったが、その
中央
(
まんなか
)
に、素足に
木履
(
サボ
)
を穿いて革服を着こんだモッフが黙然と突立っていた。
ラ・ベル・フィユ号の奇妙な航海
(新字新仮名)
/
モーリス・ルヴェル
(著)
その瞬間に戸口が開いて、泥まみれの
木履
(
サボ
)
を穿いて頭巾つきのマントをかぶった子供が外から帰って来たが、父親の只ならぬ見幕とその怒鳴り声に
胆
(
きも
)
をつぶした。
生さぬ児
(新字新仮名)
/
モーリス・ルヴェル
(著)
▼ もっと見る
子供は恐る恐るマントを
脱
(
と
)
り戸口の片隅で
木履
(
サボ
)
をぬいで、そこにじっと突立っていた。
生さぬ児
(新字新仮名)
/
モーリス・ルヴェル
(著)
年
老
(
と
)
った母親は、ジャンの後から腰をかがめて、散らばった落穂を拾いあつめていたが、彼女の重い
木履
(
サボ
)
を引きずっている足や、皺だらけの節くれだった手や、
襤褸衣物
(
ぼろきもの
)
を着たその胴体だけを見ると
麦畑
(新字新仮名)
/
モーリス・ルヴェル
(著)
“木履”の意味
《名詞》
木製の履き物。
下駄。
ぽっくり。女児向けの下駄。
(出典:Wiktionary)
“木履(ぽっくり下駄)”の解説
ぽっくり下駄(ぽっくりげた)は下駄の一種である。ぽっくり、木履(ぼっくり)、こっぽり下駄、おこぼ、ぽっくりこ等々、呼称は地方や時代によって異なる。
(出典:Wikipedia)
木
常用漢字
小1
部首:⽊
4画
履
常用漢字
中学
部首:⼫
15画
“木履”で始まる語句
木履型