朦霧もうむ)” の例文
肉を串にさして焜炉こんろの炭火で焙ったところ、脂肪が焼けて濃い煙が、朦霧もうむのように家中へ立ちこめ、そのうえ異様の臭気を発して居たたまらず、細君と子供が真っ先に屋外へ避難
たぬき汁 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)