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望蜀
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ぼうしょく
ふりがな文庫
“
望蜀
(
ぼうしょく
)” の例文
わしに
望蜀
(
ぼうしょく
)
の意はあるとしても、あんな山地の一方に屈して、
曹操
(
そうそう
)
、
孫堅
(
そんけん
)
ごとき者と争い、
互角
(
ごかく
)
に一生を終るなど、手本とはいたしたくない。
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「——あんまり
稼
(
かせ
)
ごうと思ってあせっただ、成績をあげようと思ってよ、
可哀
(
かわい
)
そうに、ああいうのを昔のことわざでぼうせき(
望蜀
(
ぼうしょく
)
?)の欲っていうだ」
青べか物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
そんな調子で、話がそれからそれとはずんで行くうちに、白雲が、ついに
望蜀
(
ぼうしょく
)
の念を起してしまって
大菩薩峠:34 白雲の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
それ以上の
望蜀
(
ぼうしょく
)
の希求はあきらめて、この貧しい手記を書き続けて行くという事にしよう。
惜別
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
広く知る次には、深く見たいものだと白雲が、
望蜀
(
ぼうしょく
)
を感じたのはぜひもありません。
大菩薩峠:24 流転の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
▼ もっと見る
望蜀
(
ぼうしょく
)
新書太閤記:02 第二分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“望蜀”の意味
《名詞》
望蜀(ぼうしょく)
あるものを苦労して得ても、その苦労を忘れ別のものをほしがること。人の欲望に限りがないこと。
(出典:Wiktionary)
望
常用漢字
小4
部首:⽉
11画
蜀
漢検1級
部首:⾍
13画
“望蜀”で始まる語句
望蜀生
望蜀的