“有房”の読み方と例文
読み方割合
ありふさ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その翌年の八月には、有房ありふさが生れ、はやくも四十九歳になった親鸞は、京にのこしてある長男の範意をあわせると、ちょうど五人の父となったわけである。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
裏方は、有房ありふさに乳をふくませながら、その他愛ない子と自然の父とを、幸福そうにながめていた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)