書放かきはなし)” の例文
六年の間何でも三百何十通と云う手紙を書きましたが、私が手紙を書放かきはなしにして家内が校合方きょうごうかたになって封じて遣るから、両親の親筆に相違ない。彼方あちらの小供両人も飛脚船の来る度に必ず手紙を寄越よこす。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)