暗室あんしつ)” の例文
「まあ、そうなりますネ。二人もこれにりて、今後はどんなことがあっても、あの装置を働かす暗室あんしつ内へは行かないと云っていますよ」
赤外線男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
室内は、暗室あんしつになっていた。ただ桃色ももいろのネオンとうが数箇、室内の要所にとぼっていて、ほのかに室内の什器や機械のありかを知らせていた。
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
机博士の暗室あんしつにもぐりこんでいた春木清と牛丸平太郎は、思いがけなくも博士対首領のすさまじい争闘そうとうを見た。
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
それでは暗室あんしつにいたします。なおいつものようにお煙草はおひかえ願います。それから暗黒の中においても、写真撮影と録音とは、絶対におことわりいたします。では幹部の方々。
ふしぎ国探検 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「白丘さん。カーテンを閉めてすっかり暗室あんしつにしてたまえ」
赤外線男 (新字新仮名) / 海野十三(著)