“晩霞”の読み方と例文
読み方割合
ばんか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたしはよく小諸義塾の鮫島さめじま理学士や水彩画家丸山晩霞ばんか君と連れ立ち、学校の生徒等と一緒に千曲川の上流から下流の方までも旅行に出掛けた。
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
暗緑色の松と、晩霞ばんかの濃い紫と、この夕日の空の紅色こうしょくとは独り東京のみならず日本の風土特有の色彩である。
あしたうた女翠蓮めすいれんを送って、晩霞ばんか憲兵も逐電ちくてんすること
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)