“時報（タイム・シグナル）” の例文

不幸なお兄さんは、あの夜時報（タイム・シグナル）を受けるとて受信機の目盛盤を廻しているうちに、左の指に青酸加里をベットリつけてしまいました。

赤耀館事件の真相 (新字新仮名) ／ 海野十三(著)

私の推測では、五十八分に入って来たのは丈太郎氏であり、時報（タイム・シグナル）をうけるために室内に電灯を点じ、無線送受信機が動作を始めたせいだと思っています。

赤耀館事件の真相 (新字新仮名) ／ 海野十三(著)

「姉さんはあちらよ。姉さんがそう言ったわ、銚子無線の時報（タイム・シグナル）を聞きに行ったんでしょうって……」

赤耀館事件の真相 (新字新仮名) ／ 海野十三(著)

“時報”の意味

《名詞》
時報（じほう）

正確な時間を知らせること。また、その合図。

その時々の出来事を知らせること。また、それを掲載した雑誌。
(出典:Wiktionary)

“時報”の解説

時報（じほう）は、音、光、文字などの情報を定期的に発出することによって、公衆に時間を知らせる合図のこと。
時計が普及していなかった時代や地域において、生活の中の時間の意識づけに重要な意味を持っていた。
現代においては、時刻（標準時）を知らせるための各種の情報およびその媒体を指す。公衆に正しい標準時を知らせ、各自の時計を正しい時間に調整させる役割を担う。
(出典:Wikipedia)

時	常用漢字 小２ 部首:⽇ 10画
報	常用漢字 小５ 部首:⼟ 12画