“是清”の読み方と例文
読み方割合
これきよ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宿の主人は禿頭の工合から頬髯ほおひげまで高橋是清これきよ翁によく似ている。食後に話しに来て色々面白いことを聞かされた。
雨の上高地 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
一方の別室に原敬と高橋是清これきよと野田卯太郎の三人が額を突き合せて話をしているのを見たことがある。
生前身後の事 (新字新仮名) / 中里介山(著)
それもそのはず共立学校では余はやうやう高橋(是清これきよ)先生にパーレーの『万国史』を教へられて居た位であつた。それで十七年の夏休みの間は本郷町の進文学舎とかいふ処へ英語を習ひに往つた。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)