易行道いぎやうだう)” の例文
然樣さういふ人は自ら新しい自己を造らんと努力せねばならぬのである。他力に頼るのは易行道いぎやうだうであつて、此は頗る難行道なんぎやうだうである。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
雲の峰一道二道と山のわきより立ち昇りて、神女白銀の御衣みけしいて長し、我にいま少し仙骨を有するの自信あらば、して天際に達する易行道いぎやうだうとなしたりしならむ、下はすなは荒邈くわうばくとして、裾野も
霧の不二、月の不二 (新字旧仮名) / 小島烏水(著)