旗立鯛はたたてだい)” の例文
何か巨大なものの気勢けはいがして、二つの燐光が薄れると共に、徐々に電光の中に姿を現した、縞目鮮かな旗立鯛はたたてだいの雄姿に接した時などは、彼女は思わず感嘆の声を放って、恐怖と歓喜の余り
パノラマ島綺譚 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)