新造衆しんぞしゅう)” の例文
するとその前の月にも一昨日おととい持って来たとッて、東屋あずまやみやこという人のを新造衆しんぞしゅうが取りに来て
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「—雷鳴は鳴る時にだけさまをつけ—とね、雷鳴を好きだという旋毛つむじ曲りも少いが、お前のように、四つん這いになって逃出すのも滅多にないよ、あの格好を新造衆しんぞしゅうに見せたかったな」
「もういいじゃアないかね。新造衆しんぞしゅうなんか相手にしたッて、どうなるもんかね」
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)