新和歌しんわか)” の例文
母は茶店の床几しょうぎに腰をかけて、新和歌しんわかうらとかいう禿げて茶色になった山をして何だろうと聞いていた。嫂はしきりに遠眼鏡とおめがねはないか遠眼鏡はないかと騒いだ。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)