斯娘これ)” の例文
「私もネ、何を倹約しても斯娘これには掛けたいと思いまして……どうして、貴方、この節では母親おっかさんの言うことなぞを聞きやしません。何ぞと言うと私の方がやりこめられる位です」
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)