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断簡零墨
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だんかんれいぼく
ふりがな文庫
“
断簡零墨
(
だんかんれいぼく
)” の例文
しかしそれは
兎
(
と
)
も
角
(
かく
)
も、さういふ
断簡零墨
(
だんかんれいぼく
)
を近代語に訳したものを見ると、どれもこれも我我にはお
馴染
(
なじ
)
みの思想ばかりである。
澄江堂雑記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
事武蔵に関する限りどんなくだらない物でも、
断簡零墨
(
だんかんれいぼく
)
、心にとめて五回や十回の応戦には尽きないだけの
論駁
(
ろんばく
)
を持とうと願っていたのである。ところが、先へ死んでしまった。
随筆 宮本武蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
断簡零墨
(
だんかんれいぼく
)
といえども、また以て彼が文武の全才たるを知るべし。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
「それは、いささか割引がかんじんじゃ、大諸侯の物とて、一から十まで盲信するわけにはゆかん。いったい、羲之の真蹟はすべて唐の
太宗
(
たいそう
)
が棺の中まで持ちこんで行ってしまったはずで、支那にも、もはや
断簡零墨
(
だんかんれいぼく
)
もござらぬそうな」
大菩薩峠:34 白雲の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
断
常用漢字
小5
部首:⽄
11画
簡
常用漢字
小6
部首:⽵
18画
零
常用漢字
中学
部首:⾬
13画
墨
常用漢字
中学
部首:⼟
14画
“断簡”で始まる語句
断簡