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文銭占
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ぶんせんうら
ふりがな文庫
“
文銭占
(
ぶんせんうら
)” の例文
一本寺
(
いっぽんじ
)
の隠居に似た
髯
(
ひげ
)
のある爺さんは
固
(
もと
)
より坐っていなかった。彼は再び立ち戻って、身の上判断
文銭占
(
ぶんせんうら
)
ないという看板のかかった入口から
暖簾
(
のれん
)
を
潜
(
くぐ
)
って内へ入った。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
細長い堅木の厚板に、身の上判断と
割書
(
わりがき
)
をした下に、
文銭占
(
ぶんせんうら
)
ないと白い字で彫って、そのまた下に、
漆
(
うるし
)
で塗った
真赤
(
まっか
)
な
唐辛子
(
とうがらし
)
が
描
(
か
)
いてある。この奇体な看板がまず敬太郎の眼を
惹
(
ひ
)
いた。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
文
常用漢字
小1
部首:⽂
4画
銭
常用漢字
小6
部首:⾦
14画
占
常用漢字
中学
部首:⼘
5画
“文銭”で始まる語句
文銭