文房具ぶんぼうぐ)” の例文
まもなく一年生の全部がいないとわかり、やがて本校帰りの生徒のひとりが、八幡堂という文房具ぶんぼうぐ屋のそばでみんなを見かけたというのをきいて、やっと心配は半分になった。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
正吉しょうきちはしばらく、そのくものゆくえをまもるうちに、空想くうそうは、まち文房具ぶんぼうぐみせへと、とんでいました。ちょうど、金色きんいろくもが、たれさがったあたりに、そのまちはあるのでした。
空にわく金色の雲 (新字新仮名) / 小川未明(著)