トップ
>
数奇者
>
すきもの
ふりがな文庫
“
数奇者
(
すきもの
)” の例文
越えて寛永十一年、封を大和国郡山に移した時、泉州堺の
数奇者
(
すきもの
)
中村宗雪にこれを授けられた。寛延四辛未の年転じて塘氏家茂の所有に帰した。
民芸四十年
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
文化ごろ煎茶の流行した時代には
数奇者
(
すきもの
)
が集まって幾つもの椀に煎茶を盛って出し、その水の出所が多摩川か、隅田川か、はた井戸かをいい当てるを誇ったということである。
氷湖の公魚
(新字新仮名)
/
佐藤垢石
(著)
それ
数奇者
(
すきもの
)
には得て癖がありがち、家に
容貌
(
きりょう
)
なら
品行
(
ひんこう
)
なら申し分のない女房を持ちながら、かえってその女房より容貌も位も十段も劣った女に
溺
(
おぼ
)
れて、迷い込む者もあるものよ
大菩薩峠:06 間の山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
“数奇者(
数寄者
)”の解説
数寄者(すきしゃ)は、芸道に執心な人物の俗称。「数奇者」(すきもの)と書く場合もある。
現代では、本業とは別に茶の湯に熱心な人物、特に名物級の茶道具を所有する人物として用いられる。
(出典:Wikipedia)
数
常用漢字
小2
部首:⽁
13画
奇
常用漢字
中学
部首:⼤
8画
者
常用漢字
小3
部首:⽼
8画
“数奇”で始まる語句
数奇
数奇屋河岸
数奇不可思議