“改悟”の読み方と例文
読み方割合
かいご100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれど私は、孫兵衛の永い間の苦痛よりも、その悩みを子に与えて、かれを改悟かいごさせようとした、イサベラ様の臨終のお心持を、お察し申さずにおられませぬ。
鳴門秘帖:06 鳴門の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しだいしだいに呼吸こきゅうがおとろえて、あけがた、うすあかりが東にほのめくころ、この改悟かいごの義人は、十五少年とケートとインバスにまもられて、その光ある最後の息をひきとった。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)