よじ)” の例文
腕に子供をかかえてつき立った壁をよじ登れるものではない。またあの子供は何者だろう。二人はいったいどこからきたのだろう。
しかしこんな事に凹垂へこたれる吾輩でない、などと先頭に立っているので大いに得意になり、津川子と共にエイヤエイヤの掛声を揚げてよじ登る。
本州横断 癇癪徒歩旅行 (新字新仮名) / 押川春浪(著)
よじ登らんとあせれども、怎麼いかにしけん登り得ず。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)