“揚枝”の読み方と例文
読み方割合
やうじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
井戸端で顏を洗つてゐる平次は、猿屋の房揚枝やうじを井戸側の割れ目に突つ立てて、靜かに振り返りました。
それを一々とがめ立てすると、揚枝やうじで重箱の隅をほじくるやうになるから、なるべく素知らぬ顏をして、何事もなくて濟むやうに仕向けるのが、俺達の本當の務めさ。