提立ていりつ)” の例文
「いき」は安価なる現実の提立ていりつを無視し、実生活に大胆なる括弧かっこを施し、超然として中和の空気を吸いながら、無目的なまた無関心な自律的遊戯をしている。
「いき」の構造 (新字新仮名) / 九鬼周造(著)