トップ
>
揉事
>
もめごと
ふりがな文庫
“
揉事
(
もめごと
)” の例文
「三輪の万七親分ですよ——松さんが大夕立の中へ飛出したのが怪しいって言うそうですが、あの仲間の
揉事
(
もめごと
)
で、雨なんぞ晴らしちゃいられなかったんですって」
銭形平次捕物控:031 濡れた千両箱
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「三輪の萬七親分ですよ——松さんが大夕立の中へ飛出したのが怪しいつて言ふさうですが、あの仲間の
揉事
(
もめごと
)
で、雨なんぞ晴らしちや居られなかつたんですつて」
銭形平次捕物控:031 濡れた千両箱
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「誰かに怨まれている覚えはないだろうか、金のこと、縁談のこと、
公事
(
くじ
)
(訴訟)、
揉事
(
もめごと
)
など——」
銭形平次捕物控:150 槍の折れ
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「俺はお上から十手捕縄を預かる人間だ。世上の
揉事
(
もめごと
)
や、慾得ずくの話なら乗出さないが、三百両は何といっても大金だ。盗賊の訴えがあれば捨てておくわけに行かねえ」
銭形平次捕物控:058 身投げする女
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「誰かに怨まれて居る覺えはないだらうか、金のこと、縁談のこと、
公事
(
くじ
)
、
揉事
(
もめごと
)
など——」
銭形平次捕物控:150 槍の折れ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
寺の境内に起つたことは、寺社奉行の支配で、町方は關係しないのが普通ですが、
揉事
(
もめごと
)
や
公事
(
くじ
)
沙汰と違つて、人殺しや泥坊となると、寺社奉行の馴れない手先では始末にをへません。
銭形平次捕物控:031 濡れた千両箱
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
寺の境内に起ったことは、寺社奉行の支配で、町方は関係しないのが普通ですが、
揉事
(
もめごと
)
や
公事沙汰
(
くじざた
)
と違って、人殺しや泥棒となると、寺社奉行の馴れない手先では始末におえません。
銭形平次捕物控:031 濡れた千両箱
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
揉
漢検1級
部首:⼿
12画
事
常用漢字
小3
部首:⼅
8画
“揉”で始まる語句
揉
揉手
揉上
揉合
揉込
揉烏帽子
揉消
揉立
揉潰
揉療治