“掬摸(すり)” の例文
「うむ、墓原へでも寝に行(ゆ)くか、嘘を吐(つ)け! き様掬摸(すり)じゃろう、」とほとんど狂人(きちがい)に斉(ひと)しい譫言(うわごと)を言ったけれども、梓はよく人を見て
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
掬摸(すり)、窃盗(しのび)……悪事ときたら何でもござれの、デパートみたいな男であったが、これも亡くなった父親に助けられたのを徳として、フッツリと悪の道を絶って
グリュックスブルグ王室異聞 (新字新仮名) / 橘外男(著)