捕來とらへき)” の例文
所謂人間派に至りては、人事の間に因果現然として、個人を寫すは是れ個人のために寫すならず、寫すところは捕來とらへきたる個人の不朽の象なり。
柵草紙の山房論文 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)