手無てなし)” の例文
後で聞くと此の下は實川みかはの少將の臣猫彦五郎(宛字)といふ者が墜落したといふ手無てなし淵に相當する。私達は林道の有難さを思つて一時間足らず遊んだ後に雨の中を再び小屋に歸つた。
黒岩山を探る (旧字旧仮名) / 沼井鉄太郎(著)