所斑ところはだら)” の例文
殊にその煙の末が、所斑ところはだらな天の川と一つでいるのを眺めますと、どうやら数え切れない星屑が、洛中の天を傾けて、一尺ずつ一寸ずつ、辷る音まではっきりと聞きとれそうに思われました。
邪宗門 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)