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所帯
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しょたい
ふりがな文庫
“
所帯
(
しょたい
)” の例文
旧字:
所帶
所帯
(
しょたい
)
の苦労もわが身の老いぼけたのも、まったく忘れてしまうから、なんでも子どものあるのがいちばんからだの薬になると思うよ。
紅黄録
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
「ヘエ、ばかに景気がいいんですね、それにひきかえて、うちの
所帯
(
しょたい
)
は相変らず火の車で、今もこの先の七ツ屋へ駈けつけるところなんです」
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
紀州の竜神へ行って温泉宿をやり、わしが亭主になって、お前がお
内儀
(
かみ
)
さんになって、
所帯
(
しょたい
)
を持とうではないか、ね、そうして下さい、お豊さん
大菩薩峠:04 三輪の神杉の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
晃 翌朝の分——ああ、お
所帯
(
しょたい
)
もち、さもあるべき事です。いや、それを聞いて安心したら、がっかりして余計空いた。
夜叉ヶ池
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
女はその時、もうさんざん苦労を仕抜いて
所帯
(
しょたい
)
崩しであった。
雪の日
(新字新仮名)
/
近松秋江
(著)
“所帯”の意味
《名詞》
所帯(しょたい)
(context、dated)体一つに帯びること。官職。財産。領地。
独立して生計を営むこと。
住居、生計をともにする者のあつまり。
(出典:Wiktionary)
所
常用漢字
小3
部首:⼾
8画
帯
常用漢字
小4
部首:⼱
10画
“所帯”で始まる語句
所帯染
所帯道具
所帯気