房帷ぼうい)” の例文
ただそれは蔓草つるくさが木の幹にまとい附こうとするような心であって、房帷ぼういの欲ではない。玄機は彼があったから、李の聘に応じたのである。これがなかったから、林亭の夜は索莫さくばくであったのである。
魚玄機 (新字新仮名) / 森鴎外(著)