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戌刻半
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いつつはん
ふりがな文庫
“
戌刻半
(
いつつはん
)” の例文
お紋さんは風邪の氣味で一番早く、
戌刻半
(
いつつはん
)
(九時)頃だつたでせう。次はお香さんとお雪さん、それからお角さんと私が引取りました。その時分まで庄吉どんは店で仕事をしてを
銭形平次捕物控:225 女護の島異変
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
戌刻半
(
いつつはん
)
過
(
す
)
ぎ、
亥刻
(
よつ
)
(十時)近かったと思います。
欄干
(
らんかん
)
にもたれて、
憑
(
つ
)
かれたようにお月様を眺めて居るので、若しや風邪でも引いてはと思って、そっと私の羽織を肩へ掛けてやりました。
銭形平次捕物控:241 人違い殺人
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
夏場のことで、表通りの店はまだ開いておりますが、
蚊遣煙
(
かやり
)
が淡くこめて、どこからともなく
爪弾
(
つまび
)
きの音も聴えてくる
戌刻半
(
いつつはん
)
(九時)過ぎ、江戸の夜の情緒は、山の手ながら妙に
艶
(
なま
)
めきます。
銭形平次捕物控:200 死骸の花嫁
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
戌刻半
(
いつつはん
)
(九時)過ぎになると、興はまさに
酣
(
たけな
)
わでした。
銭形平次捕物控:233 鬼の面
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
戌刻半
(
いつつはん
)
(九時)過ぎになると、興はまさに
酣
(
たけな
)
はでした。
銭形平次捕物控:233 鬼の面
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
戌
漢検1級
部首:⼽
6画
刻
常用漢字
小6
部首:⼑
8画
半
常用漢字
小2
部首:⼗
5画
“戌刻”で始まる語句
戌刻
戌刻過
戌刻頃
戌刻前