“懸想文”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けそうぶみ66.7%
ケサウブミ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それでやはり凧糸で把手とってをこしらえて、げるようにしてありましたところへ、懸想文けそうぶみのような結状むすびぶみくくりつけてありました。
大菩薩峠:14 お銀様の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
古壁に貼ってある芝居番附だの、懸想文けそうぶみだの、反物たんものの商標などを、顔向けのできない顔のてれ隠しに、眺めているのであった。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
今朝ケサも今朝、又折り返して、男からの懸想文ケサウブミが、來てゐた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
今朝ケサも今朝、又折り返して、男からの懸想文ケサウブミが、來てゐた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)