憎怨ぞうおん)” の例文
だから両軍から別に憎怨ぞうおんせられず、戦乱に超越して風流を楽んで居られたのである。政治的陰謀の激しい下剋上げこくじょうの当時に於て、暗殺されなかっただけでも相当なものだ。
応仁の乱 (新字新仮名) / 菊池寛(著)