慈円じえん)” の例文
粟田口あわたぐち慈円じえん様へ、久しゅう、ごぶさた申し上げているで、おあずかりの歌の草稿、お届けいたしながら、ご機嫌をうかがってくる」
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
岡のの里のあるじを尋ぬれば人は答へず山おろしの風 (慈円じえん
歌よみに与ふる書 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
慈円じえん(その弟子でし) 六十歳
出家とその弟子 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
すでに、清掃された一室に慈円じえんは坐っていた。青蓮院しょうれんいんを出て、慈円僧正は昨年から二度目の座主の地位について、この山にあるのであった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
慈円じえん
歌よみに与ふる書 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
青蓮院しょうれんいん慈円じえん僧正と、そのほかへ四、五たびの消息をつかわしたり、慈円からも幾回となく書状の来た形跡はあるが、外へは、一歩も出なかった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)