愛憐あゐれん)” の例文
百を以て数へる枚数の彼女の作つた切紙絵は、まつたく彼女のゆたかな詩であり、生活記録であり、たのしい造型であり、色階和音であり、ユウモアであり、また微妙な愛憐あゐれんの情の訴でもある。
智恵子抄 (新字旧仮名) / 高村光太郎(著)