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ぐちよく
ふりがな文庫
“
愚直
(
ぐちよく
)” の例文
平次も二の句が
繼
(
つ
)
げません。この
愚直
(
ぐちよく
)
らしい下男は、實に自分の恥を隱さうともしない程の男だつたのです。
銭形平次捕物控:232 青葉の寮
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
知らぬと云者なり主人主税之助は惡人ながら又
愚直
(
ぐちよく
)
の處もあり其方は
此期
(
このご
)
に及でも
未
(
いま
)
だ運の
盡
(
つき
)
たるとは思ずや此越前守が見る處
汝
(
なんぢ
)
は
勿々
(
なか/\
)
立派
(
りつぱ
)
なる惡黨成れど一度
帶刀
(
たいたう
)
もせし身なればサア
武士
(
ぶし
)
らしく白状なし名を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
愚直
(
ぐちよく
)
な中年女の、手の付けやうもなく
歪
(
ゆが
)
んだ愛情を、平次は少し呆れて聽いて居ります。
銭形平次捕物控:043 和蘭カルタ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
愚直
(
ぐちよく
)
な勇吉を信じきつては居ますが、何となく不安な心持になつたのでせう。
銭形平次捕物控:006 復讐鬼の姿
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
“愚直”の意味
《名詞》
愚直(ぐちょく)
馬鹿正直なこと。また、そのようなさまや人。
(出典:Wiktionary)
愚
常用漢字
中学
部首:⼼
13画
直
常用漢字
小2
部首:⽬
8画
“愚直”で始まる語句
愚直者