“愚女”の読み方と例文
読み方割合
ばか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
翌朝主人の起きた時、お夏の姿は何處を探しても見えなかつた。一月許り前になつて偶然ひよつくり歸つて來た。が其時はもう本當の愚女ばかになつて居て、主人であつた人に逢ふても、昔の禮さへ云はなんだ。
葬列 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
翌朝主人の起きた時、お夏の姿は何処を探しても見えなかつた。一月許り前になつて偶然ひよつこり帰つて来た。が其時はモウ本当の愚女ばかになつて居て、主人であつた人に逢ふても、昔の礼さへ云はなんだ。
葬列 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)